ECO巻きバンド(荷崩れ防止バンド)

ストレッチフィルムの使用量を削減!ECO巻きバンドで生産性が向上!

その他
2024.03.07

業種:食品ディスカウントストア 様
納入製品:ECO巻きバンド/荷崩れ防止バンド

▼このような課題を解決しました

課題

・ストレッチフィルムの使用量がとにかく多くて困っている
・使い捨てのフィルムを購入し続けると事業コストに影響が出る
・「巻き付け」と「取り外し」に想定以上に労力と時間を要している

成果

・繰り返し使用できるので、ストレッチフィルムのように毎月購入する必要がなくなった
・使い捨てのフィルムに比べて、繰り返し使うほどコストが削減できる
・1周で巻き付けられて、1周で取り外しできるので、作業負荷を軽減できた

▼ご提案内容と納入製品について

ご提案内容

当該ユーザー様は、物流センターから店舗への配送に「を使用されていました。6輪台車は、直進性とハンドリング(小回り)に優れますが、奥行方向(D)しかピラーが立っておらず、前後の幅方向(W)には支えとなるものがありません。そのため、前後の動き(衝撃)には弱く、高く積載されていればいるほど、荷崩れを起こしやすくなります。

毎月、数百巻ものストレッチフィルムを使用されていましたが、ここ最近は、調達コストも課題になっているようでした。ストレッチフィルムは、素原料価格の上昇を背景に、主原料である塩化ビニル樹脂や各種可塑剤等の値上げが相次ぎました。また、並行して物流コストも上昇したため、費用の懸念が顕著になったのです。

6輪カート/ストレッチフィルム使用風景

使い捨てのストレッチフィルムは、輸送先で取り外した後、捨ててしまいますので、資材回収の必要がありません。一方、ECO巻きバンドは繰り返し使用するため、必ず資材回収する必要があります。一見、資材管理を面倒に思いがちですが、長きに亘り、繰り返し使うほどコストメリットを出すことができます。

学生・外国人・シニアまで誰でも簡単に使用できる操作性にすることで、ストレッチフィルムよりも「早くて楽な印象」を植え付けられるよう意識しました。また、耐久性を考慮した設計にして、採用する生地の色にも配慮することで視認性を上げました。

5つのポイント

①巻き始めに、6輪台車のピラー1ヶ所に輪っか(ループ)を引っ掛けることで、1人でも取り付けられるよう、作業性に配慮しました。
②生地/縫着部/金属製の接合パーツ等、引張試験機にて生地及びパーツ別に強度を測定し、製品全体としての耐久性を事前に確認しました。
③取り付けて(巻き付けて)いることが分かりやすいよう、比較的目立つ色(黄色)を採用して、視認性を意識しました。
上中下の高さ3段に分けてマジックテープを設け、3回に分けて、適宜絞ってマジック止めできるよう工夫しました。
作業手順書を作成し、製品と併せて納品させていただきました。現場で作業いただくスタッフの方に、使い方をより分かりやすく解説しました。

ECO巻きバンドの使用方法
納入製品
ECO巻きバンド特注品対応

製品名:ECO巻きバンド
対応マテハン:6輪台車
外周:3,150~3,450 m/m/Lサイズ
巾:1,000 m/m
止め具:PPベルト+マジックテープ/3ヶ所
生地:ナイロンOX/黄色
名入れ加工:なし
透明カード挿し:なし
マジック:グレー
PPベルト:グレー
輪っか(ループ):1ヶ所
数量:200個
納入先:山梨県内

▼お客様の声

もともと、結構な量のストレッチフィルムを使っていることは認識していましたが、ストレッチフィルムにしかない利便性もあったため、なかなか運用を変えることができないでいました。そんななか、自社の他拠点(センター)から紹介してもらい、今回、ECO巻きバンドの提案をいただくことができました。

ストレッチフィルムのように「配送先で取り外して破いて捨てて」とはいきませんので、ECO巻きバンドは必ず回収しなければなりません。ただ、繰り返し使えば使うほど、コストメリットが出るため、大事に資材管理していこうと思いました。

以前は、センターから外に出ない一時保管の食品に対しても、ストレッチフィルムをぐるぐると何重にも巻いていました。思い返すと、ストレッチフィルムの無駄使いだったと思います。用途を見極めることなく過分に使用するというのは、環境配慮という観点においても意識が足りていませんでした。現在も、ストレッチフィルムの使用を完全に中止することはできていません。今後は、適宜判断しながら、必要な分だけ、ストレッチフィルムを使っていこうと思います。


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