保冷ボックス 新型コロナウイルス/ワクチン接種に備えて

業界あれこれ
2021.02.03

ワクチンや医薬品の輸送には厳しい温度管理が求められますが、キラックスでは、これまでに血液輸送や検体輸送を含めたメディカル分野へ多くの保冷ボックスを納入してまいりました。医薬品向け保冷輸送容器事業へ異業種からの参入が相次ぐなか、製造元メーカーであるキラックスは、独自の技術で、多様な温度設定やサイズ設計に対応してまいります。管理温度を担保することが大前提となる新型コロナウィルスのワクチン輸送においても、独自に開発した「熱解析ソフト」を用いることで、事前に温度推移のシミュレーションを実施し、より実運用を想定した保冷ボックスづくりを進めてまいります。

コールドチェーン(低温輸送網)とは温度変化に敏感な製品を守るためのテクノロジーとプロセスを指しますが、従来より、コールドチェーンは医薬品・化学品・工業原料・食品・飲料品といった輸送シーンにおいて重要な役割を担っており、今回の新型コロナウイルスのワクチン輸送においても欠かすことは出来ません。より安全にワクチンを流通させるため、管理温度を保持することは当然に求められてまいりますが、キラックスでは、過度な仕様設計になっていない「ちょうど良い」保冷ボックスの設計を目指しております。真空断熱材等の部材を低コストで用いて、運用中の温度推移をシミュレーションして、必要冷媒量を計算して、「運び方」と併せて、保冷ボックスをご案内することが出来れば、コロナワクチン輸送の一助となり得るかもしれません。保冷ボックスの開発と製作を以て、ご協力することが、私たちメーカーとしての社会的責務だと感じています。

現在、新型コロナウイルスワクチンのコールドチェーン向けで、方々ユーザー様より、お引き合いやご相談をいただいておりますが、需要次第では更なる生産増強を実施してまいります。キラックスは、速やかな設計・開発と、迅速な納期対応で、ワクチン流通に協力させていただきます。


株式会社キラックス ロジスティックスサポート事業部
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