ホワイト物流対応|保冷保温ボックスで作業者の負担軽減

業界あれこれ
2021.09.25

昨今トラック運転者不足が深刻になっていることに対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的として取組む運動として「ホワイト物流推進運動」が注目されています。自動車運送業の担い手の確保、人口減少に伴う輸送需要の減少が深刻な課題となっている過疎地域等において人流・物流サービスの持続可能性を確保するために始まった貨客混載、そんな物流業界に対し私たちキラックスの保冷保温ボックスで作業者の負担を軽減させる物流機器をご提案させて頂きます。


■目次■
1.ホワイト物流とは
2.物流業界の抱える問題点
3.貨客混載とは
4.保冷保温ボックスによる負担軽減事例
5.まとめ


1.ホワイト物流とは

  
ホワイト物流推進運動の取り組み目的として

1,トラック輸送の生産性向上と物流の効率化

2,女性や60代の運転者が働きやすいより「ホワイト」な労働環境の現実

現代社会においてトラック輸送は無くてはならない存在である反面、ドライバー不足やドライバーの高齢化が
深刻な問題となっています。物流業界ではEC物流の増加に伴いより細かな配送を求められ更なるドライバー不足が生じ、長時間労働に繋がり結果として業界全体で人材不足が蔓延している状況です。
また現場で働く女性や60代の運転者にも働きやすい環境づくりが必須であり労働環境を改善しホワイトで物流事業者と、荷主企業や納品先企業等の物流の利用者が相互理解の下に連携して、物流の効率化や生産性向上に向けての取組を広げていくことが求められています。※国土交通省ホームページ「ホワイト物流」推進運動より


2.物流業界が抱える問題点

前出でもご説明の通り輸配送を行うドライバー不足や配送効率の低下により、特に過疎化や高齢化が進む地域において、物流の維持が難しくなりつつある現状があります。また、昨今のEC物流の増加により宅配件数が急増するなど、社会環境の変化も物流に大きな影響を及ぼしています。

そのトラック運転者の高齢化等により、今後トラック運転者不足は一層深刻化するとみられ、このことが先々のトラック運送料金に影響を与えることも考えられます。しかし、トラック運転者不足の大きな要因の一つに、労働時間の長さや作業負荷の重さがあります。
これらは運転時間よりもむしろ、出荷元や納品先での作業が背景となっているケースが多くみられます。


3.貨客混載とは

国土交通省では自動車運送業の担い手を確保するとともに、人口減少に伴う輸送需要の減少が深刻な課題となっている過疎地域等において人流・物流サービスの持続可能性を確保するためには、従来の自動車運送事業のあり方とは異なる新しい事業展開を可能とし、その生産性向上を図っていくことを掲げています。今般、旅客自動車運送事業者は旅客の運送に、貨物自動車運送事業者は貨物の運送に特化してきた従来のあり方を転換し、両事業の許可をそれぞれ取得した場合には、乗合バスについては全国で、貸切バス、タクシー、トラックについては過疎地域において、一定の条件のもとで事業の「かけもち」を行うことができるよう措置を講じました。2020年には規制緩和によりタクシーを利用した食料の配送が許可された他、鉄道やバスの客室を一部荷物スペースとし、地方から青果や鮮魚を都心へ輸送するなどの取り組みが始まっています。

  

ホワイト物流や貨客混載は物流の安定的な維持を実現すると同時に、コスト・環境負荷の低減(SDGsの取り組み)、ドライバーの労働環境改善など物流全体の生産性向上に向けた官民の取り組みであり、さらに加速することが予想されます。


4.保冷保温ボックスによる負担軽減事例

ホワイト物流の中で、作業者への負担が問題視される中、私共では現場の方々に少しでもお役立て頂けるよう効率UPに繋がる保冷保温ボックスの一例をご紹介します。

ドライバーの配送作業、負担軽減策として置き配納品を推奨しております。これまでドライバーは店舗へ到着後、商品を店内に持ち運び、更に冷蔵庫や冷凍庫へ収納(格納)し、時には商品の移し替え作業まで行うなど通常の「商品を運ぶ」以外の作業がドライバーへの負担となっており、またそれらの作業による店側とのトラブルも発生しているとの報告もお聞きします。

更には対面納品の場合、店舗開店前に店長や従業員が受取りの為だけに時間外に出社するなど受け取る側にも負担が掛かっている状況です。そんな状況を打開するために保冷保温ボックスを使用する事で商品を指定の場所に置いてくるだけの置き配作業となり、ドライバーも店舗側もお互いに負担が軽減されます。勿論、冷凍品も冷蔵品も希望の温度帯や保持時間で管理が可能な保冷保温ボックスをご提案しています。運送会社側は配送効率がUPする為、これまで配送していた店舗数よりも更に多く配達する事が可能となります。既に多くの企業で採用頂いており配送効率UPと作業者、ドライバーの負担軽減に貢献しております。

         

このようにドライバーの作業負担軽減だけでなく、物流に関わる全ての作業者に少しでも保冷保温ボックスをご活用いただき、これからの時代に沿った新たな物流に向けてお役立ていただければ幸いです。


5.まとめ

今回ご紹介しましたホワイト物流は国土交通省が推進しているホワイト物流推進運動として既に全国で1266社が賛同しているそうです。トラック輸送の生産性向上、物流効率化、女性や60代の運転者等も働きやすいより「ホワイト」な労働環境の実現に私共も保冷保温ボックスで各企業様のお困り事を解決させて頂ければと思います。

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