【物流百科事典】ハード・ソフトとして課題

業界あれこれ
2020.06.21

低温環境をつくり出すハードは膨大な投資となり、ランニングコストもかかる。
また移動体としてのトラックは、温度管理能力や精度にまだ多くの課題がある。
これらのハードは適切な設計や使い方を基本にしないと、目的を達成できないばかりかコストロスが大きくなり、採算の足を引つ張ることになってしまう。
ハードの問題はまた温度差との戦いでもある。
外気と低温空気が触れることによる結露・結氷・商品の濡れなどは、業務品質の低下を来しエネルギーロスとなって同様の問題を引き起こす。
結露を完全に防ぐことは難しいが、その発生を最小限に留めることはできる。
情報システムソフトについては常温とことさら区分した機合ヒというものはないが、業務の密度・スピード・変化への対応などに充分配慮が必要であり、さまざまな工夫が必要となる。
そして業務に最も合ったソリューションをいかに短時間で実用化するかという開発技術・体制が求められる。