貨客混載~2023年最新事例3選~

・貨客混載ってどういう事?
・貨客混載の最新事例とは?
・貨客混載を行う上でどんな実験を行っているの?

貨客混載(かきゃくこんさい)とは、鉄道、路線バス、タクシー、飛行機、フェリーなどを活用して行われる輸送形態です。主に、人を輸送する乗り物で荷物を運ぶことを指しています。
※詳しくは下記のコラムで解説しています。

貨客混載の最新事例8選│鉄道やバス各社の導入&実証実験が加速中


当コラムでは貨客混載についての最新事例3つをご紹介します。

■目次■
1.貨客混載の最新事例
 1-1鉄道での貨客混載
 1-2路線バスでの貨客混載
 1-3鉄道貨客混載×ドローンでの配送リレー
2.まとめ

1.貨客混載の最新事例

1-1.鉄道での貨客混載

『西鉄グループ』
実施日:2023年9月21日、9月28日
実施企業:西日本鉄道、西鉄ストア、NEW NORMAL
対象路線:大牟田駅~福岡(天神)駅
輸送品:じゃがいも、空心菜、にんにく
実施内容:当日朝に収穫した野菜を大牟田駅に停車中の急行列車に積載し、西鉄福岡(天神)駅まで輸送する。到着後は同駅直結のスーパーマーケット「レガネット天神店」内特設ブースで店頭販売を行う。大牟田市内から福岡市内を列車で輸送することで、トラック等による輸送と比べて約半分の時間に短縮され、より新鮮な野菜を顧客に届ける事が可能となるほか、環境負荷低減や2024年問題への対応にも貢献できるものと考えています。
実証実験を通じて効果検証を行いながら、将来的な事業化を目指します。
西鉄グループでは今後も沿線自治体や地域の生産者との連携を強化し、地域経済の活性化に寄与していくとしています。
参考:西鉄グループ
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20230921_1/main/0/link/23_052.pdf

1-2.路線バスでの貨客混載

『セイノーホールディングス』
実施日:2023年5月18日
実施企業:セイノーHD、ブルーチーズドリーマー、道北バス
対象路線:北海道旭川市江丹別町~旭川市内中心部
輸送品:江丹別地域で生産されたチーズ等
実施内容:江丹別地域の事業者が連携し、生産した産品を自分たちで集約・梱包して貨客混載して市街地へ輸送する。
この取り組みにより、3つの課題解決が期待されています。地域課題としての路線バスの存続⇒定期的な運賃収入増加により存続に寄与すること。業界課題として2024年問題(輸送ドライバー不足)の解消。そして環境問題としてCO2削減⇒既存バス路線の活用により各社の集荷車両によるCO2削減を図ること。
現在、全国各地で貨客混載輸送が取り組まれていますが、そのほとんどが「配達」を目的とした取り組みです。このプロジェクトは、出荷に関係する全員に業務効率改善、コスト削減などのメリットがある仕組みと持続的な人流と物流のインフラがどうしたら作れるかを検討しています。そこで地元事業者が主体となって「配達」ではなく「出荷」することにより、地域課題、業界課題、環境課題の3つの課題解決を進め、今後この取り組みへの参加事業者の拡大や他地域への拡大を目指すとしています。
参考:セイノーホールディングス
https://www.seino.co.jp/seino/news/shd/2023/0518-01.htm

1-3.鉄道貨客混載×ドローンでの配送リレー

『セイノーホールディングス』
実施日:2023年3月13日
実施企業:電通西日本、セイノーHD、エアロネクスト
対象路線:山口県仙崎駅~山口県長門湯本駅~俵山地区
輸送品 :生鮮食料(鮮魚)
実施内容:長門市街地から買い物難民問題を抱える俵山地区へ生鮮食料(鮮魚)を輸送。「貨客混載」をテーマとし、仙崎駅から長門湯本駅までを鉄道輸送で、JR長門湯本駅前から俵山温泉までの輸送をドローンで実地した。ドローンの機体はエアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」を、機体の制御にはKDDIスマートドローンが開発したモバイル通信を用いて機体の遠隔制御・自立飛行を可能とする「スマートドローンツールズ」の運行管理システムを活用しています。
ドローンによる配送パートでは、JR長門湯本駅前から俵山温泉までの片道10kmを20分で飛行し、俵山温泉のゲストハウスに生鮮食料品を届けました。
物流の最適化を目指し、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上輸送とドローン配送を連結、融合する新スマート物流システムの導入により、買い物代行や災害時支援、医薬品配送等を行う仕組みをつくり、課題の解決を目指します。
参考:エアロネクスト
https://nextdelivery.aeronext.co.jp/news/nagatocity_poc/

2.まとめ

貨客混載の最新事例について、実証実験の方法も交えてご紹介しました。貨客混載が加速する事で、2024年問題を含む多くの課題解決に繋がる事がお分かりいただけたのではないでしょうか。貨客混載用の保冷ボックスについてはすでに多くのお問合せ、開発依頼を頂いており、オーダーメイドにこだわるキラックスならではご提案をさせて頂きます。お困りの方はキラックスまでお気軽にご相談ください。