気になるお肉の輸送温度。これさえ押さえれば大丈夫。

温度管理のヒント
2024.08.31

豚肉・鳥肉・牛肉など、様々なお肉がご家庭の食卓には並びます。専門店などの店頭販売、百貨店などの催事販売、ネットやテレビ・ラジオでの通信販売など様々な購入方法があり、配送方法も様々です。
それでは、お客様のお手元に届くまでには、お肉はどのような管理をしなくてはならないのでしょうか。
・注意すべき問題点は?
・配送・配達について考えることは?
・温度管理はどのようにすれば良いのか?
お肉の配送に、特に注意しなければならないのは温度管理です。
株式会社キラックスでは、長年にわたる保冷・保温ボックスの製造・販売実績を活かし、適切な温度を保ち、適切な定温容器を使用することで、お肉の配送におけるリスクを回避することができます。

目次
1.食中毒に注意
 1-1.代表的な菌やウイルス
 1-2.食中毒のリスク
2.『配送中』の注意
 2-1.配送中の温度管理の必要性
 2-2. 配送に気を付けること
3.配達中』の注意
 3-1.配送中の温度管理の必要性
 3-2.配送に気を付けること
4.お肉輸送のための、定温ボックスのご提案
 4-1.オーダーメイドの定温ボックスやカバー
 4-2.優れた保冷・保温の定温ボックスやカバー
 4-3.定温ボックスやカバーのバリエーションが豊富
 4-4.お肉輸送に、『COOL-K』のご紹介
5.まとめ

1.食中毒に注意

鶏や豚、牛などの動物は健康な状態であっても、人に対して食中毒を引き起こす細菌やウイルス等を体の中に持っています。
それでは、鶏肉・豚肉・牛肉にはどのような病原菌に注意が必要か、調べてみましょう。

1-1.代表的な菌やウイルス

豚・鳥・牛の代表的な菌やウイルスをご紹介します。
豚:E型肝炎ウイルス、有鉤条虫(寄生虫)
鳥:カンピロバクター、サルモネラ
牛:腸管出血性大腸菌O157、カンピロバクター

1-2.食中毒のリスク

多くの病原菌が増殖しやすい温度帯は約20℃~50℃ですが、人肌に近い35℃前後が最も増殖が多いと言われています。この温度を長時間持続してしまうと、食中毒のリスクがどんどん大きくなります。

2.『配送中』の注意

お肉を倉庫から工場、工場から店舗への配送する際には、いったいどんなことに注意しなければならないのか、考えてみましょう。

2-1.配送中の温度管理の必要性

お肉の温度管理は、品質の劣化を防ぎ鮮度を保つために重要です。管理温度が不適切だと、菌やウイルスなどが繁殖・増殖して食中毒につながるリスクがあります。適切な温度管理の実施は、鮮度の維持だけでなく、衛生面から見ても重要だと考えます。

2-2.配送に気を付けること

お肉を出荷・配送を行う際は、保冷設備か保温設備のある運搬車が必要となります。お肉の食中毒菌やウイルスの増殖を避けるためには、10℃以下または65℃以上の温度管理が必要です。

3.『配達中』の注意

お肉を個人宅などへ個別に配達するには、いったいどんなことに注意しなくてはならないのでしょうか、考えてみましょう。

3-1.配達中の温度管理の必要性

配達中も配送中と同じく、菌やウイルスなどの繁殖・増殖が多くなる20℃~50℃は避けるようにしなければなりません。
また、品質及び鮮度保持のためにも温度管理は重要ですので、配達と同様の保冷設備か保温設備のある運搬車が必要となります。

3-2.配達に気を付けること

配達では、大量の積荷を一括して決められた場所へ納品する配送と異なり、小分けされた荷物を個人宅など様々な場所へのお届けとなります。
そのため運搬車の扉の開閉の回数が多くなり、庫内の温度が上昇してしまいます。なるべく素早い開閉が必要です。

4.お肉輸送のための、定温ボックスのご提案

キラックスは長年培われてきた温度管理のノウハウで、お肉輸送に適した運用を検討し、お客様のご要望にお応えしたシーズ型の保冷・保温ボックスご提案をさせていただきます。

4-1.オーダーメイドの定温ボックスやカバー

配達の際に運搬される方の車の大きさや輸送量に合わせてサイズの設定、輸送温度・時間に合わせた性能など、どのようにお使いになりたいか、どのくらいの大きさが良いかなど、お客様のご要望にお応えできる定温ボックスやカバーを、試作品の1個からでも製造いたします。短納期での対応も可能です。

4-2.優れた定温ボックスやカバー

ポリエチレン、ポリスチレン、フェーノール樹脂などの様々な断熱材のご用意があります。素材や厚みの選定まで、弊社の温度管理のプロである営業マンが適切なアドバイスを基に、デリバリーボックスの設計を行います。

4-3.定温ボックスやカバーのバリエーションが豊富

カゴ車装着型やボックス型、蓄冷剤や保温材を設置できるメッシュポケットや、伝票などを挿入できる透明ポケット、ソーラー式・電池式の温度計、持ち手・肩掛け・リュックタイプなど、様々なバリエーションに対応することができます。

4-4.お肉輸送に『COOL-K』のご紹介

お肉輸送に適した冷蔵温度帯-18~10℃を長時間、安定して保持できる保冷ボックス『COOL-K』をご紹介します。
『COOL-K』は冷却ユニットを装着した保冷ボックスで、冷蔵の5℃、冷凍の-20℃の設定ができ、24時間以上の使用も可能です。ドライアイスや蓄冷材の場合では、蓋を開けた時に暖気が入り込み、再び庫内の温度が設定温度に達するには時間がかかったり、元の温度に戻らない場合があります。『COOL-K』は冷却ユニットにより短時間で元の温度に戻すことができ、安定した温度を保ちます。まさにお肉の輸送に最適な保冷ボックスです。

COOL-K

5.まとめ

お肉の配送・配達には温度管理が不可欠です。お客様のお取り扱い方法によってさまざまな配送・配達の形態があります。お客様の運用方法に適したオリジナルの定温ボックスやカバーをご提案いたしますので、是非一度キラックスにご相談ください。
キラックスは長年のノウハウの蓄積と確かな技術力で、より安全に、より便利にデリバリーできるボックスの設計・製造を行い、お客様にご満足いただける定温ボックスやカバをご提供させていただきます。

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