【保存版】購入前に押さえておきたい10項目~冷凍ボックス・冷蔵ボックス~
「業務用の冷蔵ボックスを探して」「冷凍ボックスとして使えるものを手配して」と言われたものの、何を基準に選べばいいか分からないという方、いらっしゃいませんか?
ネット通販で気軽に購入できる規格品の業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスもありますが、自社の用途に合ったオリジナルのボックスを作成したい!という場合もありますよね。
弊社では、年間10万点以上のオーダーメイド冷凍ボックス・冷蔵ボックスを製造しています。ご依頼いただいたお客様の中には、規格のボックス購入後に改めてオリジナルの冷凍ボックス・冷蔵ボックスをご検討される企業様も。
「ネットで簡単に購入できたが、思っていた温度管理ができていない」
「トラックサイズを考慮しなかったため、積載効率が悪くなってしまった」
「もっと温度管理の情報を伝えておけば良かった…」
「使い勝手が悪く、思っていたような活躍をしていない」
このような後悔をしないために!
この記事では、業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスを購入する際に、押さえておきたいポイント10項目をご紹介しています。
ネットで購入する場合も、業者へ問い合わせを行う場合にもお役立ちいただけること間違いなし!これを押さえておけば、購入後に後悔する確率をグッと減らすことができるでしょう。
―目次-
1.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスってどんなもの?
1-1.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの特徴
1-1-1.家庭用とはココが違う「見た目」
1-1-2.家庭用とはココが違う「機能性」
1-2.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの種類
2.購入前に押さえておきたい10項目
2-1.【内容物】冷凍ボックス・冷蔵ボックスに何を入れる?
2-2.【使用場面】どんな環境で使用する?
2-3.【温度】どの温度帯を維持したい?
2-4.【時間】どのくらいの時間の温度管理?
2-5.【サイズ】冷凍ボックス・冷蔵ボックスの大きさは?
2-6.【仕様】どんな形の冷凍ボックス・冷蔵ボックス?
2-7.【数量】冷凍ボックス・冷蔵ボックスが何個必要?
2-8.【納品先】購入した冷凍ボックス・冷蔵ボックスはどこにお届け?
2-9.【購入時期】いつまでに必要?
2-10.【予算】購入にかけられる費用はいくら?
3.まとめ
1.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスってどんなもの?
まず初めに、業務用途で使われる冷凍ボックス・冷蔵ボックスとはどんなものなのかをご紹介します。家庭用の保冷アイテムとは異なる性能にもご注目ください!
1-1.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの特徴
1-1-1.家庭用とはココが違う「見た目」
業務用の冷凍ボックス・冷蔵ボックスは、家庭用で使われる保冷アイテムとは見た目が大きく異なります。家庭用の保冷アイテムと言えば大きく2種類。
・アウトドアで活躍する「クーラーボックス」
・お弁当の保冷など手軽に使える「保冷バッグ」
クーラーボックスは硬いプラスチック素材でできており、魚釣りやキャンプなどで重宝されています。
また、お弁当や買い物バッグとしての保冷バッグはさまざまなデザインやサイズで販売。可愛いキャラクター入りや、おしゃれなデザインなど、自分の好きなアイテムを選ぶことができます。
一方、業務用の冷凍ボックス・冷蔵ボックスはこちら。
シンプルな見た目で、色はシルバータイプが多く流通しています。
素材は、クーラーボックスのようなプラスチックではなく、アルミ蒸着と断熱材を使用して作られています。
お弁当用保冷バッグとは異なりデザイン性はありません。
1-1-2.家庭用とはココが違う「機能性」
さらに大きく異なる点-それは“機能性”です。業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスは、家庭用にはない機能たくさんが詰まっています。
・断熱性-外気温を遮断し、内部温度を逃しません
・気密性-ボックス内にすき間がなく、外に空気が漏れません
・運びやすさ―持ち手やショルダーベルトなど使い方に応じた仕様が可能
・使いやすさ―折りたたみタイプ、カゴ台車用など用途に合わせたつくりを選べます
・耐久性-強度に優れた素材を使用しているので簡単に破れたりほつれたりしません
温度維持能力に特化した業務用タイプだからこそ持ち合わせている機能が満載。自信を持って、家庭用の保冷バッグとは全く違うアイテムであると言えます!
※弊社以外の業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスでは、上記内容が当てはまらない場合もございます。
1-2.業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの種類
機能性の高い業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスですが、どんな種類があるのかご存知でしょうか?弊社でラインナップしているボックスは、このような種類があります。
こちらで紹介した以外にも、軽トラックの荷台に合わせた保冷カバーや、デリバリー用リュックタイプの保冷バッグなど、幅広い仕様でのオリジナル制作が可能です。
2.購入前に押さえておきたい10項目
それでは、業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスを購入する前に押さえておきたい10項目をご紹介します。これさえチェックしておけば、ネットで購入を検討する場合も、業者へ問い合わせをかける場合にも、お役立ちいただけます。
2-1.【内容物】冷凍ボックス・冷蔵ボックスに何を入れる?
最初に明確にしておきたいのが、冷凍ボックス・冷蔵ボックスに“何を入れるのか”です。
・アイスクリームなどの冷凍食品?
・チョコレートやケーキなどの要冷蔵品?
・生鮮野菜?
・お弁当?
または、食品以外のものでしょうか。冷凍ボックス・冷蔵ボックスが活躍する場面は、食品以外の温度管理にも。
例えば、医療分野でのワクチンや血液輸送。新型コロナウィルスのワクチン接種開始前後には、ワクチンの保管温度が低いため輸送や管理が難しいと話題になったのも記憶に新しいところ。
コロナウィルスのワクチンだけでなく、私たちが接種するワクチンのほとんどは厳密な温度管理が必要です。ワクチン輸送や保管のために業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの導入を検討される医療分野の企業様からのご相談も数多くお受けしております。
2-2.【使用場面】どんな環境で使用する?
次に、使用する環境。冷凍ボックス・冷蔵ボックスを使用する場所はどんなところでしょうか。使用環境は3段階に分けて整理する必要があります。
【内容物を入れる環境】
・冷凍倉庫内?
・冷蔵倉庫内?
・常温の倉庫内?
・外気の影響はある?
【輸送する環境】
・冷蔵車?
・冷凍車?
・常温のトラック?
【輸送後の環境】
・冷蔵倉庫へ運ぶ?
・冷凍倉庫へ運ぶ?
・常温の店舗バックヤード?
・外気にさらされる軒先?
内容物を入れてから、輸送→輸送後の環境までを整理し、冷凍ボックス・冷蔵ボックスがどんな温度環境にさらされるのかを明らかにすることが重要です。
2-3.【温度】どの温度帯を維持したい?
冷凍ボックス・冷蔵ボックスに求められる機能で最重要とも言えるのが“温度維持”。どの温度帯を維持したいのかによって採用するボックスが異なります。
・-25℃~-18℃で冷凍品を維持したいのか
・0℃~10℃で乳製品を保管したいのか
・5℃~10℃で野菜の鮮度を保ちたいのか
保ちたい温度帯に合わせて冷凍ボックス・冷蔵ボックスの種類や仕様を検討。
温度帯によってはボックス+蓄冷剤を併用するのが〇。
2-4.【時間】どのくらいの時間の温度管理?
温度帯と同等に重要となるのが、温度維持したい時間。冷凍ボックス・冷蔵ボックスを検討する際には、どのくらいの時間その温度帯を保ちたいのかを明確にする必要があります。
・イベント開催中の3時間で十分なのか
・トラック輸送にかかる8時間なのか
・輸送後も外気温から守るため12時間ほどの温度管理が必要なのか
維持したい温度帯のみor時間のみでは最適な冷凍ボックス・冷蔵ボックスを選ぶことができません。
温度帯&時間の両方を把握することで、ボックスの種類や蓄冷剤の温度グレード、使用する数量を試算することができます。
2-5.【サイズ】冷凍ボックス・冷蔵ボックスの大きさは?
内容物を明確にすることで、必要な冷凍ボックス・冷蔵ボックスのサイズを大体つかむことができます。加えて、サイズを決める上で押さえておきたいポイントがこちら。
・輸送環境で適切なサイズかどうか
例えば、トラック内に冷凍ボックス・冷蔵ボックスを積んで輸送する場合。積載効率を考慮して、ボックスのサイズを調整することが重要です。また、バイク便用のボックスは、荷台に積むことができるサイズが必須。
・使用者にとって無理のないサイズ感か
内容物がうまく入るか、トラックの積載効率はどうか、という点ばかりを重視すると、使用する人への配慮が欠けてしまう可能性があります。
冷凍ボックス・冷蔵ボックスを運ぶ人がどんな人なのか、内容物を入れて持ち運びできる重量なのか、サイズ感は適切か、使用者にとって使いやすい大きさを考慮することも大事な要素に。
使用感をおろそかにして購入したボックスは、作業負担がかかる重い荷物に成り下がってしまうことも考えられます。
2-6.【仕様】どんな形の冷凍ボックス・冷蔵ボックス?
先ほど1-2.冷凍ボックス・冷蔵ボックスの種類でご紹介したように、業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスといってもさまざまな形のものがあります。
・どこの面が開くタイプが使いやすいのか
・折りたたみ機能は必要か
・カゴ台車やパレット専用のタイプか
・スライド式で高さが変えられるものが必要か
どんな形のボックスを使用したいのかを決めておくことが重要です。また、持ち手やショルダーベルトはどうなっているものが希望かも確認しておくと〇。
弊社では、ショルダーベルト以外にもカスタマイズできる箇所が多数ありますので、併せてご検討ください。
◎カスタマイズ項目はこちらからもご確認いただけます。
2-7.【数量】冷凍ボックス・冷蔵ボックスが何個必要?
ここからは見積り作成に必要な項目をお伝えします。
まずは数量。冷凍ボックス・冷蔵ボックスがいくつ必要なのかをご確認ください。
一般的に一度に納品する数量が多いほど、冷凍ボックス・冷蔵ボックス1個当たりの価格は下がります。数量が多くなればコストパフォーマンスも高くなりますが、一度にたくさん作ればいいというわけではありません。
自社で必要な数量を見極め、見積りを依頼するのがベストです。
まずは少ない数量で作成し使用感を確かめてから、数量を増やすといった購入方法もあります。弊社では1個~オリジナル冷凍ボックス・冷蔵ボックスを制作することができ、1個のみでの見積り依頼も大歓迎!
2-8. 【納品先】購入した冷凍ボックス・冷蔵ボックスはどこにお届け?
次に必要な項目は納品先。購入した冷凍ボックス・冷蔵ボックスをどこにお届けすればいいのか明確にする必要があります。
ネット販売の場合は、地域によって別途送料が定められていることが多いでしょう。業者へ問い合わせをする場合は、業者の出荷元から納品先までの運賃を考慮する必要があります。
ボックスの必要数量と共に、どこへ納品するのかをご明示ください。
2-9.【購入時期】いつまでに必要?
見積りに必要な項目の3つ目は納期。いつまでに冷凍ボックス・冷蔵ボックスを必要なのかをご確認ください。
イベントなど冷凍ボックス・冷蔵ボックスの使用日が明確になっている場合は、それまでに間に合うように購入する必要があります。年度予算が決められており、納入日の期限がある場合もあるかもしれません。
ネット販売の場合は、お届けにかかる日数が明記されていることが多いので、必ずチェックしましょう。業者へ問い合わせする場合は、必要な時期を伝えるとスムーズ。
特に、急ぎでボックスを購入したい場合にはその旨を伝え、迅速に対応してもらいましょう。
2-10.【予算】購入にかけられる費用はいくら?
そして最後に、見積りの必須項目ではありませんが、予算がある場合はあらかじめ考慮する必要があります。
業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの購入は、家庭用保冷バッグと比較すると価格が高くなる場合がほとんど。家庭用保冷バッグと同等の費用感を想定して予算を立てている場合は、見直しが必要になることも。
冷凍ボックス・冷蔵ボックスの仕様やサイズ、数量によって価格は大きく異なります。仮に予算が決められている場合は、その金額でボックスの購入が可能かどうかをお問い合わせください。または、ネット販売で予算に見合う業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスが見つかれば、ご購入を検討されることもあるかもしれません。
ただし、これまでお伝えしてきたように、業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの購入に必要な要件を考慮せず、予算の合致のみでボックスを購入することはあまりおすすめできません。
3.まとめ
業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスの購入に必要な項目を10個お伝えしました。慌てて購入して後悔することがないよう、お伝えした項目を自社に置き換えて整理してみましょう。
弊社では、40年以上に渡り業務用冷凍ボックス・冷蔵ボックスを製造販売してきました。これまで培ってきた専門知識を活かし、お客様ごとの状況に適したボックスをご提案しています。
冷凍ボックス・冷蔵ボックスの購入を検討されている方は、お気軽にご相談ください。
その際、本日お伝えした10項目を整理しておいていただけるとスムーズなお見積りが可能です。
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