冷凍品を冷蔵車で輸送!?保冷ボックスで解決できます!!
・冷凍品の適切な輸送温度とは?
・冷凍車の無駄な空間を有効活用したい…
・冷凍品を冷蔵車で輸送する方法を知りたい
そんなお悩みを抱えた方、ご安心下さい!
冷凍品と冷蔵品を輸送する際、それぞれ冷凍車と冷蔵車で輸送する必要はないかもしれません。
この記事では、保冷ボックスを活用し、「冷凍品を冷蔵車で輸送する方法」について解説しています。
キラックスではこれまでに、多温度輸送を実現したい方の問題解決をサポートしてきました。
この記事をお読みいただければ、保冷ボックスを使用して冷凍品を冷蔵車で輸送する方法がお分かりいただけます。
■目次■
1.冷凍品と冷蔵車の温度差
1-1.冷凍品の適切な輸送温度とは?
1-2.冷蔵車の温度設定とは?
2.冷凍品を冷蔵車で輸送する具体例
2-1.アイスクリームを冷蔵車で輸送
2-2.冷凍品を冷蔵車で輸送①
2-3.冷凍品を冷蔵車で輸送②
3.まとめ
1.冷凍品と冷蔵車の温度差
冷凍品の適切な輸送温度と冷蔵車の温度設定にはどのくらいの差があるのか見ていきましょう。
1-1.冷凍品の適切な輸送温度とは?
冷凍品の適切な温度管理は、2つの考え方があります。
1つ目は、食品衛生法で定められている【-15℃以下】
これは、食品の安全の観点から、有害微生物が繁殖できない温度であり、おいしさを長時間担保するという観点での基準ではありません。
2つ目は、一般社団法人日本冷凍食品協会で定められている【-18℃以下】
これは、細菌の繁殖を抑え、食品の酸化や酵素反応などの変化を抑制できる温度であり、食品の品質保持の観点から定められています。
1-2.冷蔵車の温度設定とは?
冷蔵車の基本的な温度設定は【5℃前後】です。運転席から温度調整を行うことも可能です。
2.冷凍品を冷蔵車で輸送する具体例
先ほど冷凍品の輸送温度【-15℃~-18℃以下】を【5℃前後】の冷蔵車でどのように輸送するのでしょうか…
キラックスの保冷ボックスにお任せください!
保冷ボックスを使うことで冷凍品を冷蔵車で輸送することが可能です。
今回はキラックス独自の保冷ボックス「ネオシッパー」「ネオシールド」を用いて、3種類の輸送条件別に、具体例を挙げて説明します。
「ネオシッパー」「ネオシールド」の詳細な仕様は下記コラムにて!
2-1.アイスクリームを冷蔵車で輸送
冷蔵車でアイスクリームを8時間輸送する際の温度事例について紹介します。
こちらの温度事例は、保冷ボックスの断熱材の種類や厚みによって蓄冷剤(-25℃グレード)を何kg入れると温度管理可能か、という温度グラフです。
ネオシッパー(断熱材マットタイプ)と真空断熱材、XPS(断熱材40mm)、XPS(断熱材30mm)それぞれ断熱材の種類や厚みによって蓄冷剤の必要枚数が異なります。
2-2.冷凍品を冷蔵車で輸送①
カゴ車と保冷カバーを使った、冷凍品を冷蔵車で6時間輸送する際の温度事例について紹介します。
こちらの温度事例は、カゴ車に保冷カバーをセットし、その中に冷凍品を入れて6時間輸送する際、カゴ車の上段と中段、下段にどれくらいの温度差が出るかという温度グラフです。
上段(-17.3℃)、中段(-17.7℃)、下段(-19.5℃)と下段に行くにつれて温度が低いことが分かります。
これは、冷気が上から下に落ちているため、下の方に冷気が溜まることが原因です。
蓄冷剤をセットする際は、上の方にセットすることを推奨します。
2-3.冷凍品を冷蔵車で輸送②
最後に断熱材の厚いネオシールドを使った、冷凍品を冷蔵車で8時間輸送する際の温度事例について紹介します。
こちらの温度事例は、断熱材の厚いネオシールドに冷凍品を入れて8時間輸送する際、冷凍品の品温と庫内温度を測定し、どれくらい温度差がでるのかという温度グラフです。
8時間後の庫内温度は(-13.2℃)ですが、冷凍品の品温は(-18.4℃)と、品温の方が低いことが分かります。温度試験の際、品温と庫内温度はイコールではないため、注意が必要です。
3.まとめ
今回は、冷凍品を冷蔵車で輸送する方法をご紹介しました。
このように、保冷ボックスを活用することで、冷凍品を冷蔵車で輸送することが可能になります。
冷蔵車のスペースを有効活用し、冷凍品を一緒に輸送することができれば、配送コストの削減にも貢献できます!
キラックスでは、皆様の輸送条件に合った、最適な保冷ボックスをご提案し、多温度輸送を実現します。
具体例でご紹介しました「キラの巻」はカタログ請求お問い合わせから進呈します。
お気軽にお問い合わせください。
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