ドライバー労働環境

物流アウトソーシングで物流を効率化!!

近年、在庫リスクや人材不足の課題から、物流戦略として物流アウトソーシングの需要が高まっています。
物流アウトソーシングでの物流業務の委託によって、より効率的な運用を行うためにも、
物流アウトソーシングの理解を深め、自社物流とどちらを選択するべきか判断することが重要となります。
今回は、物流アウトソーシングの役割と、メリット・デメリット、導入までの流れについてご紹介します。

◎物流に関するその他の記事はこちら
ドライバー負担軽減に向けて「中継輸送」の取組み事例を紹介!
物流の2024年問題|ドライバー不足の現実を知り、具体的対策を講じる

食品の深夜配送

■目次■
1.物流アウトソーシングとは
 1-1.物流アウトソーシングで解決できることって何?
 1-2.自社物流との違いとは?
2.物流アウトソーシングでできる4つの業務内容
 2-1.入庫・棚入れ
 2-2.検品・商品保管
 2-3.ピッキング・梱包
 2-4.出荷・返品処理・棚卸
3.物流アウトソーシングのメリット
 3-1.コスト削減
 3-2.品質向上
 3-3.物流の効率化
4.物流アウトソーシングのデメリット
 4-1.物流会社との連携
 4-2.責任の所在
 4-3.物流会社の選定
5.物流アウトソーシング導入までの流れ
 5-1.委託業者への問合せ
 5-2.ヒアリング・打ち合わせ
 5-3.見積り依頼
 5-4.委託業者との契約
 5-5.物流業務の委託開始
6.まとめ

1.物流アウトソーシングとは

1-1.物流アウトソーシングで解決できることって何?

物流アウトソーシングとは、自社の物流業務を外部の物流業者へ委託することです。
物流業務を外部へ委託することで、「物流業務のノウハウがない」「人手不足」「保管スペースが足りない」「出荷数を拡大したい」などの、自社では対応しきれないような悩みの課題解決を目指すことができます。

1-2.自社物流との違いとは?

物流アウトソーシングと自社物流は業務形態が大きく異なります。
「自社物流」の場合は、物流センターやトラックなどの設備から、商品管理や出荷のための継続的な人件費など、すべてを自社で行うため、大きな負担となることもあります。
「物流アウトソーシング」の場合、在庫管理や出荷作業などの物流業務を、委託した物流業者が行ってくれるため、物流業務以外の業務に集中することができ、結果として効率化の実現に繋がります。

2.物流アウトソーシングでできる4つの業務内容

物流アウトソーシングとして外部に委託できるこよは、主に次の4つの業務に分類されます。「入庫・棚入れ・検品」「商品保管・在庫管理」「ピッキング・梱包」「出荷・返品処理・棚卸」、それぞれの業務内容について詳しくみていきましょう。

2-1.入庫・棚入れ・検品

物流センターの基本作業である、商品の荷受けを行います。(入庫)
また、商品・数量・置き場を特定し、棚やパレットなどに格納していきます。(棚入れ)
バーコード検品などで「入荷予定の荷物と実際の荷物が合っているか」「数量に間違いはないか」「商品に異常はないか」チェックを行います。(検品)

2-2.商品保管・在庫管理

商品の販売量増加に伴い、センター内に十分なスペースを確保できない場合、商品の保管を外部委託することは効果的です。
閑散期と繁忙期で商品の売れ行きに差がある場合、センターの仕様スペースにも差が生じるため、アウトソーシングすることで、商品の数量に合わせてセンターの使用エリアも変えることができ、中期的にコスト削減に繋がります。
在庫管理として、在庫表と在庫の現物数を管理します。

2-3.ピッキング・梱包

「ピッキング」とは、商品が保管された棚から商品を取り出すことを言います。
物流の専門業者であれば、徹底された在庫管理でスムーズにピッキングを行っていただけます。

2-4.出荷・返品処理・棚卸

商品の準備が整い、物流会社は輸送会社へ商品を引き渡します。(出荷)
万が一、商品が長期不在や受け取り拒否、住所不明で返品された場合は、再入庫作業も物流会社が行います。(返品処理)
決算などの事情で、棚卸を進める必要がある場合も、対応していただけます。

3.物流アウトソーシングのメリット

物流アウトソーシングのメリットは、大きく3つあります。
・コスト削減
・品質向上
・物流の効率化

3-1.コスト削減

費用面での物流アウトソーシングのメリットは、毎月の費用を変動費化し、コストを削減できること。
固定で作業員を自社雇用している場合、物量に関わらず人件費は固定でかかります。
これに対して金額算出の方法に違いはあるものの、物流アウトソーシングを利用する場合は、物量に応じて金額が変動します。

3-2.品質向上

物流アウトソーシングのメリットは、品質向上にもつながること。一般的に、取り扱う商品の種類や数量が増加すると、検品作業や梱包作業などを一つ一つ丁寧に行う事は困難になります。
しかし、物流アウトソーシングすることで、そのような業務を怠ることなく、品質を維持した商品をお届けできます。

3-3.物流の効率化

物流をアウトソーシングすることで、効率化に貢献。自社で対応できる最大出荷件数も、さらに増加させることが可能です。
今まで物流業務で追われてできなかった、新商品の開発や、マーケティング、コンテンツ製作といった物流以外のコア業務に集中して取り組むことができます。

4.物流アウトソーシングのデメリット

物流アウトソーシングはメリットだけでなく、デメリットも考慮しておく必要があります。
考えられるデメリットは、大きく3つ。
・物流会社との連携
・責任の所在
・物流会社の選定
下記で詳しくご説明します。

4-1.物流会社との連携

発送後の業務を委託する場合は、お客様の元への商品のお届け完了を自社で確認できない不安があります。
問題が発生した際に、自社と委託先の物流会社、どちらが対応するのか、委託先としっかり連携することが必要です。

4-2.責任の所在

責任の所在が分からなくなってしまうこともデメリットの一つです。
物流アウトソーシングを利用しても、実際に作業を行うのは自社の社員であることが多いため、トラブルが起こった際、責任の所在が不明になることはよくあります。
事前に、運営フローや責任の所在を明確にしておく必要があります。

4-3.物流会社の選定

自社に合った最適な委託先を見つけることが難しいこともデメリットと考えられます。
EC事業の拡大により、委託先の業者も増加しています。
何度も打ち合わせを繰り返し行い、複数の業者を比較して、選定する必要があります。

5.物流アウトソーシング導入までの流れ

5-1.委託業者への問合せ

まずは、物流アウトソーシングを行っている会社へ問い合わせます。
取り扱っている商品ジャンルを確認してから問い合わせましょう。

5-2.ヒアリング・打ち合わせ

自社の物流の悩みを伝え、悩みに対してどのような提案をしていただけるか、複数の業者へ依頼し、比較しましょう。

5-3.見積り依頼

物流業務の委託先から、提案書とともに見積書をもらいます。
自社の悩みを解決できるような提案となっているか、提案に伴った費用になっているか、複数の業者へ依頼し、比較しましょう。

5-4.委託業者との契約

実際に契約を行う際は、「業務委託契約書」を締結します。
有効期限や中途解約、損害賠償の請求を事前に確認しておきましょう。

5-5.物流業務の委託開始

単に委託先で終わるのではなく、パートナーという位置づけで物流会社と二人三脚で進めて行くことが大切です。
そのため、物流委託がスタートした後も、定期的に打ち合わせを行い、両者の課題を共有し、改善を進めて行きましょう。

6.まとめ

今回は、物流アウトソーシングのメリットとデメリットについて紹介しました。
物流アウトソーシングは、「人手不足・保管スペースの確保」の解決だけでなく、「コスト削減・品質向上・業務の効率化」などの効果もあります。
一方、「業務の連携・責任の所在・選定の難しさ」などの課題もあるため、「自社物流」と「物流アウトソーシング」それぞれのメリット・デメリットを理解し、慎重に判断しましょう。

自社物流に限界を感じた際、温度管理のお悩みの場合、弊社にお任せください。
弊社では、保冷・保温ボックスのメーカーとして、常温車での冷蔵品配送や、冷蔵車での冷凍品配送などの2温度帯、3温度帯輸送をご提案しています。
「物流アウトソーシング」する前に温度管理のお悩みは弊社までご連絡ください。

おすすめはこちら↓
・関連コラム物流構造改革!推進の一手として挙げられる共同配送とは?
・関連コラムドライバー不足の現状と課題から見える「物流のこれから」
・関連コラム混載輸送を解説!効率化の取り組み&現状課題も