どうするSDGs?物流倉庫・運送業でもSDGsを意識したアイテムの採用を

温度管理のヒント
2022.11.15

株式会社キラックスは、2022年9月13日(火)~9月16日に開催された、国際物流総合展2022へ出展。弊社は、「2024年問題」と「SDGs」の2つのテーマで展示を行いました。

この記事では、「SDGs」に焦点を当てた対策をご提案させていただきます。
 ・物流倉庫でできるSDGsの取り組みってあるの?
 ・運送業にSDGsは難しい?
 ・SDGsに貢献できるアイテムがあるって本当?
このようなお悩みをお持ちのご担当者様へ、国際物流総合展2022でご提案したソリューションをお伝えいたします。
株式会社キラックスでは、40年以上に渡り業務用の保冷ボックスを製造販売。年間10万点以上の製品を世に送り出している実績から、自信をもってお届けできるご提案です。SDGsの取り組みのご参考になれば幸いです。

また、国際物流総合展2022での「2024年問題」に関する展示は、こちらでご覧いただけます。

-目次―
1. 物流倉庫・運送業向けSDGsへの取り組み
2. SDGs13:CO2削減のために
2-1. リユースできる資材―ドライアイスから蓄冷剤へ
2-2. 可変式保冷ボックス『ネオシッパー LS型』
2-3. 車両削減に『ネオシールド ドーリーinタイプ』
2-4. 複数の納品先をカバー『ネオシールド 棚板仕切り付』
3. SDGs8:働きがいも経済成長も
3-1. かんたん組み立て保冷ボックス『ネオシールド 新折り畳みタイプ』
3-2. かんたん折りたたみ保冷カバー『ネオシッパー 新カゴ車一体折り畳みタイプ』
3-3. ひと目で分かる『ネオシッパー 50Lオリコン用内袋』
4. SDGs12:つくる責任 つかう責任
4-1. 廃棄処分の削減―修理の活用
5 まとめ

1. 物流倉庫・運送業向けSDGsへの取り組み

キラックスの展示会テーマである“SDGs”。SDGsとは、2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標」です。近年、さまざまな場所で耳にするようになったSDGsですが、物流倉庫や運送業界も例外ではありません。
しかし、何から始めたらいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで、SDGsを意識した製品採用を検討してみませんか?
物流展で展示したアイテムを中心に、ご紹介させていただきます。

2. SDGs13CO2削減のために


“SDGs目標13:気候変動に具体的な対策を“に貢献するため、CO2削減にスポットを当てた商品をご提案させていただきます。

2-1. リユースできる資材―ドライアイスから蓄冷剤へ


現在、日本中で普及しているドライアイス。低温を維持するために長年重宝されてきましたが、近年ドライアイスの持続的な運用に対して見直しを図っている企業が多くなっています。主な理由はこちら。
 ・消耗資材でありランニングコストに負担がかかること
 ・製造過程・昇華の際にCO2の排出を伴うこと
 ・超低温であるが故に、直接触れてしまった場合の凍傷
 ・密閉空間での酸欠の恐れ
 ・物流倉庫での作業人員へのリスクが大きい
そこで、ドライアイスの代わりとして活躍が期待できる製品が、蓄冷材(保冷剤)です。
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ドライアイスは使用後に消えてなくなってしまいますが、蓄冷材は繰り返し使え、リユース可能なアイテム。使用中、製造過程ともにCO2の排出は無く、ドライアイスと比べて環境に優しい製品です。また、初期費用はかかるものの、ランニングコストを大幅に削減できます。
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リユースできる資材の使用は、環境に配慮した物流を構築するために必要な選択。ドライアイスから蓄冷剤へ切替えることで、CO2の排出を抑えることができ、SDGsの取り組みにも繋がっていきます。

◎蓄冷剤について詳細はこちらで紹介しています。
ドライアイス代用に【最強保冷ボックス×蓄冷剤】を導入しませんか?

2-2. 可変式保冷ボックス『ネオシッパー LS型』


『ネオシッパー LS型』は、保冷ボックスの高さを変更することができる優れもの。これまで、コンテナの高さに合った保冷ボックスをそれぞれ使用していた現場でも、可変式の保冷ボックスを使えば、日々の荷物量に応じて使い分けることができます。
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現在お使いのドーリー台車に合わせて特注で設計するため、現場での使いやすさを最優先。これ一つで様々な荷物量に対応できるため、複数種類の保冷ボックスを用意する必要がありません。よって、物流効率の向上にも貢献し、CO2削減にも繋がっていきます。

◎ネオシッパーについての詳細はこちら
キラックス製保冷ボックス『ネオシッパー』 サイズや特徴を1から解説!

2-3. 車両削減に『ネオシールド ドーリーinタイプ』


ドーリー台車ごと運べるタイプの保冷ボックス、『ネオシールド ドーリーinタイプ』。こちらのアイテムは今回の国際物流総合展で初めて展示させていただきました。
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保冷ボックスに台車を丸ごと入れることができるので、
 ・積み下ろし不要
 ・ドロップ納品に最適といったメリットがあります。
店舗バックヤードへの留置き納品や、トラックへの積み込みもダイレクトに積載可能。台車と保冷ボックスを丸ごと運べるので積載効率UPに。

◎ネオシールドについての詳細はこちら
理想の温度管理はキラックス製断熱ボックス「ネオシールド」にお任せ!

2-4. 複数の納品先をカバー『ネオシールド 棚板仕切り付』


『ネオシールド 棚板仕切り付』は、保冷ボックス内に棚を設置することで、用途ごとに内容物を仕分けることができます。これ1つで複数の納品先をカバーすることができるので、今後さらに増えるラストワンマイルにも◎
※ラストワンマイルとは…最終拠点からお客様までの、物流における最後の区間のこと
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棚板仕切り付の保冷ボックスを使用することで、少量の荷物をそれぞれの場所に納品するドライバーの負担を軽減。配送効率がUPするため、物流に関わる社員の残業時間の削減や、運送業においてはトラック自体の車両を減らすことも検討できるかもしれません。車両削減ができれば、CO2削減にも繋がっていきます。

3. SDGs8:働きがいも経済成長も


SDGs目標8:働きがいも経済成長も“にスポットを当てた商品をご提案させていただきます。物流倉庫で働くどんな方でも簡単に作業でき、効率UPを重視した新商品をご紹介!

3-1. かんたん組み立て保冷ボックス『ネオシールド 新折り畳みタイプ』


新型の『ネオシールド 新折り畳みタイプ』は、旧型折りたたみ保冷ボックスと比較して、組み立て&折りたたみの作業時間を、約半分にすることに成功しました!
組み立て時間約9秒、折りたたみ時間約12秒と、合計約21秒の短縮が可能。
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折りたたみタイプの保冷ボックスは、保管場所を選ばず、スペースの有効活用に便利◎しかし、旧型製品を使用する現場では、折りたたむ作業が面倒でストレスになってしまい、たたまずに保管しているケースもあったそうです。
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本来、折りたたむことでスペースの有効活用を実現する折りたたみ保冷ボックス。しかし、折りたたまずに使用した場合、長所を活かすことができません。
そこで、組み立て&折りたたみにかかる時間を少しでも短縮し、折りたたみタイプの長所を活用していただくため、新型折りたたみネオシールドを開発しました。新型の折りたたみネオシールドをご採用いただくことで作業効率がUPし、作業員の負担やストレスの軽減に貢献。
初心者でも簡単かつスピーディーに作業できることで、誰でも働きやすい環境整備に繋がります。

3-2. かんたん折りたたみ保冷カバー『ネオシッパー 新カゴ車一体折り畳みタイプ』


『ネオシッパー 新カゴ車一体折り畳みタイプ』は、従来品と比較し、約50%の作業効率UPが見込めます。素早く簡単に折りたたみができ、組み立て時間約15秒、折りたたみ時間約9秒と、合計約24秒の短縮が可能となりました。
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『ネオシッパー 新カゴ車一体折り畳みタイプ』は、従来品と比較し、約50%の作業効率UPが見込めます。素早く簡単に折りたたみができ、組み立て時間約15秒、折りたたみ時間約9秒と、合計約24秒の短縮が可能となりました。

3-3. ひと目で分かる『ネオシッパー 50Lオリコン用内袋』


今回ご紹介する『ネオシッパー 50Lオリコン用内袋』は、色分けによって一目で分かる仕組みを構築します。冷凍食品・冷蔵食品をそれぞれの色分け保冷内袋に入れることで、同じコンテナ内にあっても見分けることが可能になります。
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人材不足に悩む運送業界においても、年齢・性別・人種問わず、迷わず作業ができます。

4. SDGs12:つくる責任 つかう責任



4-1. 廃棄処分の削減―修理の活用


作業中、穴が開いてしまった保冷ボックスや壊れてしまった台車、、買い替えともなると、まとまった費用を捻出しなくてはなりません。今後、物流コストが上がると、保冷ボックスなどの副資材にはなかなかコストをかけることができなくなってきます。とはいえ、副資材が故障したままでは、適切な温度で商品を運ぶことができません。
そこで弊社では、壊れた保冷ボックス・保冷カバー・台車などの修理サービスに注力。他社で購入したアイテムもご対応させていただきます。すぐに捨てない・買い替えない選択をするという行動がSDGsの取り組みに繋がっていきます。

◎カゴ車修理についての詳細は下記記事へ
【メーカー不問】業務用保冷カバー&カゴ台車の修理にご対応

5 まとめ

国際物流総合展2022でご提案したアイテムを中心に、物流倉庫・運送業でもご採用いただきやすいSDGsの取り組みをご紹介しました。
今回の展示会で初めてご紹介した新型アイテムも多く、閉会後も多数のお問い合わせをいただいております。
SDGsの取り組みにお悩みの物流倉庫・運送業のご担当者様、SDGsを意識したアイテムをご検討いただけますと幸いです。

 

また、国際物流総合展2022にて「SDGs」に関する展示と一緒に紹介していた「2024年問題」に関する展示は、こちらでご覧いただけます。
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展示内容や商品について、お気軽にご相談ください。
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